お金がないなら借りればよいという考えでわずか1年でカードが7枚になり借金も膨らんで・・・
私は三十台前半の東京の普通のサラリーマンです。
最近では消費者金融の利率も以前に比べて大幅に下がって来ていますが、私が一番頻繁に利用していた時には今ほど返済は楽ではなく、本当に苦労した記憶があります。
当時はまだ法律の改正前であり、利率も普通に25%以上などがざらでした。
しかし本当にお金が必要な時と言うのはそんなことに気を配っていられる状態ではなく、はっきり言って30%でも何も気にせず借りていたと思います。
私が消費者金融にお世話になり始めたきっかけ
さて私がそのような利率でお金を消費者金融に借り始めたきっかけは、非常に単純でした。
私は当時二十代後半で、通信系の技術職として経験を積み始めた頃でした。
私の会社では給料日に限らずみんなで飲みに行くことがよくあり、その日も普通に直属の上司などと飲みに行ったのです。
しかしその日は、私の気になる女性社員も一緒に来ていたのです。
飲み会が終わる頃に財布を確認してお金が足りないことに気付いた私は、どうしてもお金がないことを彼女に見せたくなかったため、とりあえず会計が終わるまでにお金を用意することを考えたのです。
そこで財布の中を見ると、かなり前に作っていて忘れていたクレジットカードが一枚あることに気付きました。
今までは全く使おうとも思わなかったのですが、その時は藁にもすがる思いで近くのコンビニまで行き、キャッシングで二万円か三万円を利用したのです。
飲み代は何の問題もなく支払うことが出来ましたが、私はこんなに簡単にお金が借りられるのかと本当に驚き、すっかり嵌ってしまったと言う訳です。
お金がなくても借りて使ってしまうようになった
それからの私はお金の使い方が少しずつ変わって行きました。
それまでは給料日まではどうにかやりくりをしようと節約して生活していましたが、お金がなくなったらまた借りればいいと言う考え方になっていったのです。
最初はカードも一枚で限度額もたった十万円ですが、それからわずか一年の間にカードは七枚になり、限度額の合計も二百二十万円に増えていました。
完済をする度に限度額増加のお知らせが届くので、本当に嬉しかったのを覚えています。
私自身はそんなに限度額があっても借りるわけがないだろうと思っていたのですが、買い物というものは欲しいものがどんどんと出てきて止まりません。
それまで節約して生きて来たせいもあったのかもしれませんが、今度は欲しくなったものは全て買うように性格が変わってしまったのです。
延滞を始めてから現在まで
しかしそんな額の借金が長く続くわけがありません。
限度額まで借りた時点で、月々の返済は六万五千円程度になっていたはずです。
私の給料が二十万くらいですから、もうほとんどギリギリのところでした。もうそれ以上借りられないと分かると、後はそれをどう返すかだけが問題となったわけです。
親にはもちろんそんなことは話せませんから、とにかくまずはカードの枚数を減らすことにしました。
幸い、そのうちの一社がまとめることに同意をしてくれたため、そこをまず一旦完済した後、増額をしてもらった枠で他を全て完済することに成功しました。
この時は本当にホッとしましたね。
そしてその一社の返済を始めて二年半くらいで完済し、今に至ると言うわけです。
給料は当時よりも増えて今はそこそこ安定した生活を送っていますが、その会社のキャッシングは今でも本当にたまにですが利用しています。
さすがに何十万円を借りると言う事はなくなりましたが、お金がない時には頼りになると言う点では、消費者金融も使い方を間違えなければ便利なものです。
今では利率も非常に下がって、以前よりずっと利用しやすくなっていますよね。
これから便利に使える人が本当に羨ましいですが、私もいい付き合いを続けて行こうと思っています。